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〜2003年10月10日

 当時僕は名古屋市東区白壁、名古屋では高級住宅地…の片隅にひっそりと佇む築ウン十年のマンションに住んでいて、
そこから自転車で10分位の距離にある小さなフランス料理屋、っても所謂ビストロなんだけれど…に勤務していた。
オーナーシェフと従業員は僕一人、アルバイトの子が一人。
基本的にその人数ですべての業務(仕込み〜ランチ〜仕込み〜ディナー)をこなす為、拘束時間はだいぶ長く、給料はだいぶ少なかった。
まぁ、この業界はどこもそんな感じですがね。

幸か不幸か、ランチ以外はそんな忙しい訳では無かったのでその人数で何とか回す事は出来ていた。
仕事以外でもかなり不定期ではあるけどもロックDJとしてのかなりささやかな活動もしていたし、酒はたまには浴びる程飲んでみたり、タバコも海原雄三に怒られたら止めようとは思ってはいたがほどほどに嗜んではいた。


8月、サマーソニック@幕張のRADIOHEADの興奮が抜け切らずフワーってなっている頃、体中に赤い発疹みたいな点々が色々な所に出来た。
そこら辺が酷くむず痒い。
ダニだと思った。
直前に先輩の引っ越しをドカンと手伝った時にでも貰っちまったものだと思い込み、ムヒを体中に刷り込み、部屋にはバルサンを炊き、友人達からはダニー松本と呼ばれるようになった。

中々症状が回復しない。
心配になって近くの東方端交差点付近にある総合病院に行ってみた。
受付のキレイなお姉さんにダニに食われちゃって…って話すのは中々アレだったので皮膚の発疹が…と言い張り、皮膚科のドアを叩いた。
「ダニですね」
診断が下りた。
当時僕はあーやっぱりダニか、しかしこんなに体中から発疹が出るなんてどーなってんだ。とかとか思っていたのだが、今にして思えばあれは明らかに血小板減少における毛細血管レベルでの内出血だったんじゃないかなんて思ったりする。
いやー、まぁダニによる炎症もあったとは思うんだけど真相は闇の中。


9月半ばから末にかけてよく風邪を引くようになった。
ずーっと熱っぽい。
時には38度を超えたり超えなかったり。
でも仕事を休む訳にはいかない。
休んだらお店が大変な事になってしまうのは明らかである。

そうこうする内に10月。
左足の付け根、所謂そけい(鼠径)部に痛みを感じるようになり、それが次第に腫れ出す。
歩くとジンジン痛む。
でも仕事に行く。
出勤途中200メートルくらいの坂道があるんだけど、上り出してすぐに止まる。
足の痛みとはまた別で目眩が襲って来た。
一般男子なら立ち漕ぎ無しで行けちゃう位緩やかな坂道。
それも上れない。ゼーゼーと息切れ。
後からしてみれば赤血球が少なくなっているから、だけど。

ついには左足もも全体が1.3倍位に腫れ上がった。微妙な数字だから1.5倍と言う事にしておこうか。
それに伴い体温も上昇。38度後半は行ったんじゃないかなぁ…
偶々居合わせた猫娘も結構引いてしまうくらい弱っていた。

夜の内にオーナーにメールで朝イチで病院へ行く事を伝え、朝9時前にタクシーでその病院へ。
朝の病院は爺ちゃん婆ちゃんでごった返している。
その荒波をフラフラになりながらも掻き分け、外科へ。

「うわぁ、リンパ節に膿が溜まってるね」
鼠径部には大きなリンパ節があり、そこが大変な事になっていたのだった。
麻酔をし、メスで切開。
そこに5センチくらいのストローみたいなドレーン管を刺し、
腫れている全体をググググググっと圧迫。
すると管からドロドロのアレがソレしてくる。
この間激痛。

ある程度出したらもう少し差し込み、もう1ラウンド。

管を差し込んだまま消毒し、ガーゼでグルグルグルぐるぐる…

点滴ルームへ行って抗生物質をドクドクどく…

そして松葉杖を借りてタクシーで職場へドーン!した。

思っていたよりも時間を食ってしまい、営業開始直後にようやく到着。
何となく大将も機嫌が悪い。
まぁ、しょうがない…ですねぇ。

その次の日、10月10日に再び通院。
ガーゼを交換し、念の為血液検査をし、抗生物質入れる。

ランチ終了後、3時半頃かな?病院からtelが入る。
ちょっと調べたい事があるから直ぐに来いとの事。
で、少し仕込みをしてから松葉杖でフラフラ歩きながら病院へ向かった。

秋晴れそのもの、良い天気だった。


【続】

at 03:09, kentaweller, ずっと前 vol.1

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